今回は、多くの保護者の方が頭を抱える
「イヤイヤ期」について、
保育士の視点からお話したいと思います!
「うちの子、育て方が悪かったのかな?」
「どうしてこんなにワガママなの?」
そんな風に不安になっていませんか?
でも、実はイヤイヤ期は“育ちの証”であり、
健やかな発達の一環なんです。
今回は、保護者の方がつまずきやすい
“よくある誤解”とその背景を、
保育現場&家庭の両方から見て
解説していきます。

誤解①:「イヤイヤするのはワガママだから」
「なんでも“イヤ!”ばかりで困ります…」と
いう相談、本当によくあります。
でも、それはワガママではなく、自我の芽生え。
2歳前後になると、「じぶんでしたい」
「じぶんで選びたい」といった主体性が
急に育ち始めます。
ところが、言葉や感情のコントロールは
まだ未発達なんです。
そのため、思い通りにいかないと「イヤ!」と
しか表現できないのです。
✅つまり…
👉 ワガママではなく、「自分でやりたい!」
という大事な心の成長の一歩✨✨
誤解②:「親の対応が悪いから、イヤイヤがひどくなる」
「叱り方が悪いのかな?」
「甘やかしすぎた?」と悩む方もいます。
でも、すべてを親のせいにする必要は
ありません!
イヤイヤ期はどんな子にもある自然な
発達段階です。
もちろん、関わり方によって“落ち着く時期”や
“表現の仕方”には個人差がありますが、
どんな対応をしても多少のイヤイヤは出ます。
むしろ、安心できる関係性の中だからこそ、
安心してイヤと言えるんです。
✅つまり…
👉 イヤイヤを出せるのは、信頼関係が
築けている証拠!

誤解③:「この時期は叱ってしつけるのが大事」
“今のうちにしっかりしつけないと”と思う
気持ちも、親として当然です。
ただ、イヤイヤ期の子に理屈は通じません。
「ダメって言ったでしょ!」と叱っても、
脳の発達的には“なぜダメか”を
理解しきれないんです。
逆に強く叱りすぎると、「自分の気持ちを
言うのはダメなことなんだ」と委縮する子も…。
✅だからこそ…
👉 この時期は「しつけ」よりも「共感」と
「気持ちの代弁」が大事。
例えば、「イヤだったんだね。
自分でやりたかったんだよね」と気持ちを
言葉にしてあげることで、だんだんと
自分の感情に気づき、落ち着いていく土台が
できます。
言葉が出始めるとイヤイヤも多少
落ち着いてくることが多いです!
誤解④:「周りの子はもっと落ち着いている」
保育園でも、「あの子はちゃんとしてるのに…
うちの子だけ大変」と思い詰める保護者の方が
よくいらっしゃいます。
でも、子どもにも性格・気質の個人差が
ありますし、イヤイヤを外に出す子もいれば、
溜め込むタイプの子もいます。
さらに、外ではがんばって家で爆発する
タイプの子も多いんですよ!
実際、園ではおとなしく過ごしていても、
家庭では大荒れ…というのもよくある話です。
✅だから…
👉 「うちの子だけ」なんて思わなくて大丈夫!
誤解⑤:「イヤイヤ期は早く終わらせないといけない」
「この時期が早く終わってくれたら…」と
いう気持ち、私自身も強く思ったことが
あります。
でも実は、この時期に“じっくり感情を味わい、
受け止めてもらう”ことが、将来の心の安定に
繋がるんです。
焦ってやめさせるのではなく、
✔ 気持ちを言葉で代弁する
✔ 場面によってはユーモアで切り替える
✔ 事前に選択肢を提示して選ばせる
など、“受け止めながら折り合う”経験を
積み重ねていくことが何より大切です。

最後に:イヤイヤ期は、子どもの心の土台を育てる時期
「育てにくい」と感じる時期かも
しれませんが、その子がこれから
「自分で考え、選び、行動していくための練習」だと思って見てみてください。
保育園でも、子どもが「イヤ!」と
主張したとき、「そう思ったんだね」と
受け止めるところから関係が深まります。
無理に抑え込まず、“心の土台づくりの時間”と
して、大切に向き合っていけたらと思います。
まとめ
イヤイヤ期は「困った時期」ではなく、
「育ちのチャンス」です!
よくある誤解を手放して、お子さんの
「今の気持ち」に寄り添ってみませんか?

もちろん、毎回笑顔で対応できなくても大丈夫。
私たち大人だって人間です。
“イヤイヤ”に疲れたときは、ちょっと
休んでもいいんです。
保育士としても母としても、毎日
「うまくいかない」の繰り返し。
でも、それでいいんだと自分にも
言い聞かせながら、日々子どもたちと
向き合っています。