「もうちょっとでできたのに!」
「ほら、こうしたらできるでしょ?」
つい口や手を出してしまったこと、
ありませんか?
私も保育士になりたての頃や、我が子が
失敗しないよう先回りしてしまうことが
多くありました。
でも実は、幼児期の“失敗”こそが、
子どもの大きな成長の栄養になるんです。
今日は、保育士と母の両方の立場から
「失敗を宝物に変える見守り方」について
お話しします!
1. 幼児期に「失敗」が必要な理由

幼児期は“やってみたい!”があふれる時期。
でも、まだ力加減や順序、手の使い方は
未熟なので、当然うまくいかないことも
多いです。
失敗の経験は、子どもにこんな力を育てます。
- 原因を考える力(問題解決力)
どうしてうまくいかなかったのか、
自分なりに考えるきっかけになります。
- 粘り強さ(レジリエンス)
うまくいかない中で再挑戦する力は、
大人になってからも必要です。
- 自己肯定感
自分でやりきった成功体験は、
小さくても大きな自信になります。
大人が先回りして成功を与えてしまうと、
このプロセスを飛ばしてしまうことに
なるのです。
2. 失敗を見守るための3つのポイント

① 安全だけは確保する
見守るといっても、ケガをしてしまう危険が
あると本末転倒です。
高いところからのジャンプ、鋭い刃物を使う
作業などは、危険を取り除きつつ挑戦できる
環境を整えてあげましょう。
② 「やってみたい!」を尊重する
子どもが挑戦したがっている時は、
できそうかどうかよりも気持ちを大事にします。
「危ないからやめなさい」よりも、
「どうやったら安全にできるかな?」と
一緒に考える言葉かけがおすすめです。
③ 失敗を否定しない
「ほら、だから言ったでしょ」は子どもの
挑戦心を奪ってしまいます。
失敗した時こそ、
「ここまでできたね!」
「次はどうする?」
と、過程を認める声かけを心がけましょう。
3. よくある場面別・見守り方の例
- 服のボタンがうまく留められない
→「一番大きいボタンからやってみる?」と
ヒントだけ渡す。
- 積み木のタワーがすぐ倒れる
→倒れたことを一緒に笑いながら、
「今度はどうしたら高くできるかな?」と促す。
- 靴を左右逆に履いてしまった
→すぐ直さず、少し歩いてから気づかせる。
「なんか歩きにくいね?」と話す。
4. 大人に必要なのは“信じる時間”

保育士としても母としても、
失敗を見守ることは根気がいります。
「助けてあげたい!」という気持ちは
愛情からくるものですが、そこをぐっと
こらえる時間もまた、愛情です。
子どもが「自分でできた!」と笑顔になる
瞬間は、その時間を信じて待った大人への
ごほうびでもあります。
まとめ
幼児期の失敗は、成長に欠かせない栄養。
安全を確保しながら、挑戦と失敗を何度も
経験できる環境をつくる。
成功よりも「やってみた過程」を認めることが、子どもの自己肯定感につながる。
“失敗”は子どもにとってのマイナスではなく、
未来の力になる宝物です。
大人が「うまくいかない時間」も笑って
見守れるようになったら、きっと子育てが
もっと楽しくなりますよ!