「保育園では自分で着替えているのに、
家では“ママやって!”」
「保育園では野菜を食べるのに、家では全く
口にしない…」
「先生からは“とってもお手伝い上手ですよ”と
言われるけれど、家ではイヤイヤばかり…」
子育て中、多くの保護者が感じるこの不思議な
現象がありますよね🤔
実はこれ、どの子にもよくある姿であり、
成長にとって、とても自然なことなんです。
今回は、「保育園ではできるのに家では
できない」理由をわかりやすく解説し、
家庭での接し方や心の持ち方をご紹介します。
1. なぜ「保育園ではできるのに家ではできない」の?

🌱理由① 家は「安心できる場所」だから
子どもにとって家庭は、一番安心できる場所。
保育園では頑張って自立している分、
家では「甘えてもいい」と気持ちが緩みます。
つまり「家ではできない」のではなく
「家だからこそ甘えている」と言えます。
🌱理由② 環境や雰囲気の違い
保育園では集団のリズムがあり、先生や
友だちと一緒に行動するため自然と
できることが増えます。
一方で家庭ではリラックスしているため、
「やりたくない」という気持ちが強く
出やすくなります。
🌱理由③ 親への信頼と依存
親には「ありのままを受け止めてくれる」と
いう信頼があるからこそ、弱さやワガママを
出せます。
これもまた、心の成長に欠かせない大切な
プロセスなのです。
🌱理由④ 発達の段階による
2〜3歳ごろは「自分でやりたい」と
「やってほしい」が揺れ動く時期です。
園では刺激を受けて頑張れても、家では
「やってもらえるなら甘えよう」と気持ちが
変わることがあります。
2. 保育士として見てきた「あるある例」

保育士として働いていると、こんな声をよく
聞きます。
- 「園では全部食べているのに、家だとご飯を
全然食べない」
- 「園では自分で靴を履いているのに、家では
“ママやって!”と泣く」
- 「園では友だちと仲良く遊べているのに、
家ではきょうだいとケンカばかり」
これらはすべて「家庭だから甘えられる」姿で
あり、子どもにとってとても自然なことです。
3. 家でできなくても心配しなくていい理由

「どうして家ではできないんだろう…」と
心配になる方も多いですが、大丈夫です。
- 家で甘えられることは、安心して成長できている証拠
- 園でできているなら「できる力」はちゃんと身についている
- 家での“できない”は一時的な姿にすぎない
むしろ、家庭で安心してリラックスできて
いるからこそ、園で頑張れるのです!!
4. 親ができる関わり方のポイント

では、家庭ではどんなふうに関わると
いいのでしょうか?
⭐️4-1. 「できない」姿を受け止める
「どうして家だとできないの?」と叱るよりも、
「園で頑張ってるんだね。家では甘えていいよ」と受け止めてあげましょう。
⭐️4-2. 手助けと自立のバランスを大切に
全部やってあげるのではなく「ここだけ
手伝うね」と部分的に関わると、子どもも
満足しやすく、自分でやろうとする意欲も
保てます。
例…「スボンの足だけ入れてあげるからギュッとあげてごらん」
「スプーンにご飯置いてあげるから口に運んでごらん」
⭐️4-3. 比較しない
「保育園ではできるのに!」と言われると、
子どもはプレッシャーを感じます。
家庭では園と比べるのではなく「今ここでの
子どもの姿」を受け止めましょう。
⭐️4-4. 小さな成功体験を積ませる
「一口だけ食べられたね」
「靴下だけ自分で履けたね」
…など、小さなできたを一緒に喜ぶと、
子どもの自己肯定感が高まります。
5. 親の心を軽くする考え方

「園ではできるのに、なんで家では…」と
悩むのは親のあるあるですよね。
実際私も保育士をしていながらも
「なんでだ?」と思います笑
でも、次の考え方を持つと少し気持ちが
ラクになります。
- 家では“安心して甘えられている”と思えばOK
- できる・できないより「心の安全基地」を優先しよう
- 成長とともに必ず家庭でもできるようになる
6. よくあるケース別「家ではできない」対応法

子どもが「園ではできているのに家では
できない」となりやすいのは、主に
食事・着替え・排泄・人間関係 の4つです。
それぞれの場面での理由と、家庭での対応
ポイントをまとめます。
🌸6-1. 食事(園では食べるのに家では食べない)
【よくある姿】
- 園では苦手な野菜も食べているのに、家では「いや!」と拒否
- 給食は完食しているのに、家だとおかずに手をつけない
【理由】↓↓↓
- 園では「みんなで食べる」雰囲気があり、自然と口にできる
- 家では気持ちが緩んで、苦手な食材を避けやすい
【対応法】↓↓↓
- 無理に食べさせようとせず、「一口食べられたね」と小さな成功を喜ぶ
- 盛り付けや器を変えて“気分を切り替える”工夫をする
- 園で食べられているなら「食べられる力はある」と安心する
🌸6-2. 着替え(園では自分でできるのに家では「やって!」)
【よくある姿】
- 園では自分で靴下やズボンをはいているのに、家では全くやろうとしない
- 朝の準備になると「ママやって〜」と甘える
【理由】↓↓↓
- 園では「みんなでやるから自分もやる」という雰囲気がある
- 家では甘えられる相手(親)がいるので、やってもらいたくなる
【対応法】↓↓↓
- 「ズボンは自分で、ボタンは手伝うね」と部分的に役割分担する
- 競争遊び風に「ママとどっちが早いかな?」と楽しい雰囲気にする
- 園でできているなら焦らなくても自然と家庭でもできるようになる
🌸6-3. 排泄(園ではトイレに行けるのに家では失敗)
【よくある姿】
- 園ではトイレに行けているのに、家ではおもらしをしてしまう
- 「トイレ行こう」と言っても「行かない!」と拒否
【理由】↓↓↓
- 園では決まったタイミングで先生が声をかけてくれる
- 家では安心して遊びに夢中になり、トイレを後回しにしてしまう
【対応法】↓↓↓
- 園と同じように「遊びの切れ目」で声をかける
- 成功体験を一緒に喜び、自信につなげる
- 失敗しても「大丈夫、次はできるよ」とプレッシャーを与えない
🌸6-4. 人間関係(園では友だちと遊べるのに家ではきょうだいとケンカ)
【よくある姿】
- 園では「仲良く遊べていますよ」と言われるのに、家ではきょうだいと毎日ケンカ
- 園では我慢できているのに、家ではわがまま放題
【理由】↓↓↓
- 園では「集団のルール」に合わせて頑張っている
- 家では安心して甘えられるため、感情をぶつけやすい
【対応法】↓↓↓
- ケンカも「甘えや感情のはけ口」と理解する
- 頑張っている気持ちを代弁する(例:「園ではいっぱい我慢してるんだよね」)
- きょうだいそれぞれと過ごす“1対1の時間”を意識してつくる
まとめ|「家でできない」はむしろ安心の証

子どもが「保育園ではできるのに家では
できない」のは、決して悪いことではなく、
家庭が安心できる場所だからこそ
見せている姿です。
園で頑張っている分、家では気持ちを緩めて
甘えられる。それは、子どもにとって心の
成長に欠かせない大切なバランスです。
保護者は「家ではできない=ダメ」ではなく、
「家だから甘えられる」「園でできているから
力は育っている」と安心して見守ることが大切。
親がそのまま受け止めてあげることで、
子どもはさらに安心し、自分から少しずつ
家庭でも「できる」姿を見せてくれるように
なります!
焦らず、子どもの心に寄り添っていきましょう。
