「1歳になったのに、まだ歩かない…」
そんな不安を抱えているママやパパ、
多いのではないでしょうか。
SNSや周りのお友達の子を見て
「もう歩いてる!」と聞くと、どうしても
比べてしまいますよね。けれど実は、
歩くようになる時期は本当に個人差が
大きいもの。歩くのが早い子もいれば、
のんびり屋さんの子もいて、それぞれの
ペースで発達していきます。
この記事では、現役保育士の視点から
「1歳で歩かないのは大丈夫?」 という疑問に
お答えし、歩行発達の目安や家庭でできる工夫、病院に相談するタイミングについて
まとめました。
1歳前後の歩行発達の目安は?

まずは歩行の発達の流れをざっくり
見てみましょう。
- 6〜9か月頃:おすわりやハイハイを始める
- 9〜12か月頃:つかまり立ちや伝い歩き
- 12か月前後:早い子は一人歩きを始める
- 15か月頃:多くの子が歩けるようになる
- 18か月:ほとんどの子が歩行可能になる
このように、1歳でまだ歩いていなくても
「普通のこと」。むしろ 1歳半くらいまでに
歩ければ問題なし と考えられています。
歩かないのはなぜ?よくある理由

「まだ歩かない」と聞くと心配になりますが、
その多くは自然な成長の一部です。
- 個人差
👉🏻生まれた月齢や体格によっても発達の
スピードは違います。ハイハイが好きで
たくさんしている子は、歩き出しがゆっくりな
こともあります。
ハイハイは体幹が鍛えられる動きなので、
ハイハイが長かった子は体幹が強いとも
言われています!
- 筋力やバランスの発達
👉🏻立ったり歩いたりするには足の筋肉だけで
なく、体幹のバランスも必要です。じっくりと
遊びながら育っていく部分なので、焦らなくても大丈夫。
- 性格や気質
👉🏻慎重派の子は「絶対に倒れない!」と確信が
持てるまで歩こうとしません。逆に活発な子は
早めに挑戦して転びながら覚えていきます。
家でできる「歩く力」を育てる遊び

☘️家でできる「歩く力」を育てる遊び
「歩けるように練習させなきゃ!」と
思いがちですが、実際には無理に練習させる
必要はありません。大切なのは 遊びの中で
自然に筋力やバランスを育てること です。
家庭でもできる遊びをいくつかご紹介します。
◆ハイハイをたっぷり楽しむ
ハイハイは「歩くための準備運動」といっても
過言ではありません。腕・足・体幹をバランス
よく鍛えられるので、たくさんさせてあげることがポイント。
例えば、
- クッションやマットで小さな山を作り、越えて遊ぶ
- トンネルをくぐる
- おもちゃを少し離れた場所に置いて、取りに行ってもらう
こうした遊びは「全身を使う力」を
育ててくれます!
◆つかまり立ちや伝い歩きを応援する
ローテーブルやソファの周りに安全な
スペースを作ってあげると、子どもは自然と
つかまり立ちや伝い歩きをします。
お気に入りのおもちゃをテーブルの端に置くと、夢中で横移動してくれますよ。
◆手をつないで一歩二歩
大人が手をつないで一緒に歩く練習も楽しい
時間になります。ただし、「歩かせるため」
ではなく「遊びの延長」で行うのがコツ。
子どもが嫌がったらすぐやめましょう。
◆押し車や手押し玩具を使う
歩行をサポートするおもちゃは、子どもの
やる気を引き出すアイテム。最初は
ぎこちなくても、押しているうちにバランス
感覚が育っていきます。安全性の高いものを
選んであげてください。
◆音楽や手遊びで体を動かす
音楽に合わせて体を揺らす、リズムにのって
屈伸する――そんな遊びも歩行に必要な筋肉や
バランスを育てます。保育園でも「体を動かす
遊び」を通じて自然に歩く力が身について
いきます。
いつ病院に相談すればいい?

ほとんどの場合、1歳で歩かなくても
心配いりませんが、次のような場合には
小児科や発達相談に一度相談してみましょう。
- 18か月を過ぎても歩く様子が見られない
- 足の筋肉の硬さや左右差が気になる
- 支えがあっても立つことを嫌がる
- 全体的に発達の遅れがあるように感じる
相談して問題がなければ安心できますし、
もしサポートが必要でも早めに専門的な
アドバイスを受けられます。
我が家の経験談

私の娘は、1歳2か月頃までほとんどハイハイ派
でした。周りのお友達がどんどん歩き出す中で、正直「大丈夫かな?」と不安に思ったことも
あります。
でも、保育士として「ハイハイも大事な発達の
ひとつ」と知っていたので、家では思い切り
ハイハイ遊びを楽しませました。するとある日、ふとした瞬間に立ち上がり、そのまま一歩、
二歩と歩き出したのです。今では走り回って元気いっぱい。歩き出したらとても早かったです。
振り返ると、「歩かせなきゃ」と焦らず、
その子のペースを大切にしたことが良かったと
感じています。
まとめ

- 1歳で歩いていなくても珍しいことではない
- 1歳半頃までに歩ければ問題ないことが多い
- 家では遊びの中で自然に「歩く力」を育てればOK
- 不安が強いときは医師に相談して安心するのも大切
SNSや周囲と比べると不安になりがちですが、
歩く時期には本当に大きな個人差があります。
保育士として、母として強く感じるのは
「子どもは必ず自分のタイミングで歩き出す」 ということ。
焦らず見守り、できることを一緒に喜んで
あげましょう。